2011年6月6日月曜日

第1回研修会「森の健康診断」無事終了しました。

第1回研修会「森の健康診断」が無事終了しました。


【森の健康診断⇒http://mori-gis.org/modules/pico2/index.php?content_id=12
参加者33人、うち片知在住者22人でした。
「ここまで地元率が高いのは珍しい」と講師の稲垣さんがおっしゃっていました。
・地元のことだから
・役だから
と参加した人も多かったようではじめは緊張した雰囲気でしたが、10分ほどかけて山を登り、山の斜面に立つともう帰れないぞと覚悟が決まり、もともと顔見知りの面々、作業が進むにつれて協力しあう雰囲気が生まれました。
午後には皆が積極的に役割をかってでて、子供のように楽しそうな声が遠くまで聞こえていました。忙しい中でしっかり山に入る一日は参加者みなにとって貴重な体験になったようです。

「人影の見える山造り」をめざすこの「水源の森」プロジェクトに光が射した感がありました。
人「影」どころか、人波に揉まれて薪をつんだり植林した経験のある世代にとっては懐かしさもあったのではないでしょうか。
今後も皆で山に入って一緒に汗を流すという経験をこの研修会でつくっていければと思います。
診断結果は以下の通りです。


午前中の診断は、今年間伐を進めている片知区に返還された50年生のヒノキ林です。
一度間伐がされている箇所ですが、相対幹距比は<過密>でした。間伐後のものは昨年森林文化アカデミーの学生の研修で間伐を行った箇所です。
午後には向かい側の美濃市有林に入りました。こちらも50年生のヒノキで一度以上間伐が行われていますが、<過密>の値がでました。
どちらも枯損木が見られ、1.3m以上の下層樹種は数種類(数本)しかみられず、早めに間伐を行い適正値にもっていくことが望まれるという結果がでました。


次回は7月3日です。
今回調査した箇所での保残木マーク法による選木⇒伐採です。
チェーンソーの講習も行います。


今回の研修の様子↓

0 件のコメント:

コメントを投稿