2011年9月12日月曜日

9月11日第3回研修会無事終了しました。



【掛り木を処理するためにロープをかける参加者】
9月11日第3回研修会が参加者24名うち片知住民13名で無事終了しました。
前回7月の研修会が雨で順延となり、伐採とチェーンソーの扱いをしっかりした方が良いという観点から、今回は「伐倒&チェーンソーの扱い」の内容で行いました。
8時半の開始の前から集会場の前で講師の周りに人垣ができ、早くも講習は熱を帯びていました。
参加者が自前のチェーンソーを持ってきて、「調子が悪い。なぜ?」と講師に指導を仰いでいるのでした。
午前中は集会場で実際にチェーンソーを見ながらチェーンソーの扱いを学びました。
チェーンソーを解体していく手元に参加者は身を乗り出して注目していました。


【チェーンソー講習に聞き入る参加者】

座学を1時間ほどで終え、現場に到着すると、恒例の準備体操に加えて、危険予知活動実践として、考えられる危険を挙げてから現場に入りました。

研修会現場に前回はなかった作業道が付きました。http://sagyoudou.blogspot.com/
その作業道を歩いて現場に到着すると、「ん?前回作業したのはここだったか?」と参加者の顔にハテナマーク。
しかし、「道を空けただけで明るくなったなぁ」と「ずいぶん楽に現場に行けるようになった」と感慨ももれていました。

【開設したばかりの作業道の側で伐倒する参加者】

前回の伐倒は講師が行うデモのみでしたが、今回は参加者全員が伐倒を行いました。
3班に分かれ、デモ通りに事前にロープをかけ、伐倒方向を確認して、周囲の安全確認をして、他の班にも声を掛けてから伐倒となりました。
講習の目的が、効率重視の作業ではなく、素人でも安全に山仕事ができることなので、「安全」を十分に意識しながら行いました。
手間だと思われがちなロープ掛けも、結果的には掛り木を最小限に抑えられるため、効率も良くなります。

お昼は山で各々食べました。
昼食後はお待ちかねのチェーンソーの目立て講習会です。
「チェーンソービフォアアフター」として参加者の持って来たチェーンソーを、研ぐ前と研ぐ後でそれぞれ切ってみて切れ味の違いを確認しました。

その後は午前中の続きで伐倒を行いましたが、
最後にローププラーという牽引具を使って倒しました。
参加者はローププラーの使い方に四苦八苦していましたが、代わる代わる協力して牽引すると、連帯感が生まれ、山仕事の楽しみも増します。
急斜面を歩いてくるだけで精一杯の参加者も中にはいますが、
この講習会はできるかどうかを競うものではありません。
参加者が協力すれば楽しく山仕事ができることを実感してもらえばいいと杣の杜学舎では考えています。

研修会もあと2回となりました。
次回は11月27日、いよいよ搬出と薪づくり。
山から木が出てきて、利用可能な薪になる爽快さが実感できればと思います。
最終会は1月末頃に予定しています。
現場は雪ですが、冬の間に森の利活用を皆で話し合い、春から研修会参加者と共に動きだせればと期待しています。

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